下恩方

髪が伸びてきた利用者Sさん。
自宅へ帰省する前に切りたいなと仰ったので、以前行ったことのある、近所の理髪店へ行くことになりました。

通所先から帰ってきたのが16時過ぎ。
理髪店の営業時間を調べると16時まで。
「えっ?もう営業終了??」
と、Sさんと不安になりながら、理髪店へ電話をかけてみることに。

職員「以前、伺ったグループホームの者ですが...今日はもう終わりですか?」
理髪店のご主人「今閉めちゃったところなんだよー。じゃあ、開けようか。やってあげるよ。今から来てくれる?」
職員「本当ですか?!ありがとうございます!」
Sさん「ヤッター!準備する!!」
ちょうど出勤してきた世話人さんが、
「何?髪切るの?一緒に行こうか」
と理髪店まで送ってくれました。

この写真は散髪後。
キリッと凛々しくなって帰ってきました。

理髪店のご主人は、以前下恩方のホームで暮らしていた利用者さんが挨拶を交わしていたこともあり、ホームのことを知ってくださっていました。

地域の方の温かい対応に感謝です。

利用者さんが
「秋のコーディネートを考えたのでみてください」
と、お洋服を披露してくださいました。

この方のファッションセンスはいつも素敵で、お似合いで、シンプルコーディネートの私はいつもうらやましいのです。

そして、手先もとても器用なので、編み図なしのメモ紙1つで、これもまたとてもカラフルで素敵な手作りセーターを編んで完成させました。

この利用者さんのピカイチなセンスは、他の利用者さんの良い刺激になっています。

小さなお客様

夜、女性棟の窓に、小さなお客様が訪れました。

クワガタの女の子です。

思いがけないお客様に、みんな集まって、
「うわ~、かわいいね!」
とかわるがわる挨拶をして、そっと土に戻しました。

自然豊かな下恩方ならではの光景。みんなニコニコ、ほっこりとした時間でした。

長年この辺りに住み着いている地域猫がホームへ散歩にやってきました。
少しカットされた右の耳が地域猫の印です。

いちごは世話人さんが植えてくれて、少しずつ実が育っています。真っ赤でキレイないちごです。
これから順番に利用者さんのお口に入る予定です。

毎日、作業所まで20分かけて自転車で通っている10代の利用者さん。

毎日の往復で自転車の不具合も多くなってきました。
ホームの職員で修理することもしばしば。

今日も通所の帰り際、ブレーキの調子が悪いんだけど、と連絡が入りました。
さて、今日は誰に修理してもらおうかなぁ、と思案していたのですが、世話人さんから「利用者(年配で手先の器用な方)さんにお願いしてみては」とのナイスな提案が。
早速、自転車の持ち主さんとお願いに行ったところ、「いいですよ」と快く応じて下さり、すぐに見て下さいました。
難しい修理でしたが、みんなで試行錯誤しながらようやく無事にブレーキが効くように。
試乗しながら「良い感じです!」と持ち主さん。その姿を満足気に見守る年配利用者さん。

世代の差があり、なかな話す機会がなかったお二人でしたが、短い会話ながら交流を持つことができました。

また、年配利用者さんですが、最近心身の不調が続いていたので、作業されている姿を久しぶり拝見できたことも、管理者として嬉しい出来事でした。

ゴールデンウィーク中日。
みんなで手分けしてお昼ご飯を作りました。

餃子とカレーライス。
利用者さんのご希望です。

↑餃子チーム

↓カレーライスチーム

最初はぎこちなかった手つきも調理中にどんどん上達して、とても美味しく仕上がりました。

ボリューム満点。みんなで作るとなおさら美味しいですね。

優しい時間

髪が延びて、ご飯を食べにくそうにしていたAさん。

すると、Iさんが髪を結ってくれました。

髪型を気に入ったAさん、今朝はこのまま元気よく通所へと出発しました。

共同生活は色々あるけれど、時に優しい時間が流れていきます。

快晴の朝にお花見を思い立ち、皆さんに投げかけると、「行きたい!」との返事。

ウキウキワクワクで準備をして、近くのスーパーで昼食を購入、そのまま公園へと向かいました。

桜はちらほらで、お花見には程遠かったのですが、何よりもみんなで外に出て、ご飯を食べ、歌も歌って、鬼ごっこで走り回り、みなさん、いきいきと楽しい気分転換になったようです。

職員も汗だくで同行した甲斐がありました。

食欲旺盛な利用者さん2人。

祝日で食べては寝ての繰り返しなので、職員でお誘いして散歩へ出掛けました。

途中、通り雨に降られたりで往復1時間近くになってしまいましたが、お喋りも弾んで、最後まで頑張って歩くことが出来ました。