大田区立障がい総合サポートセンターによる人材育成研修として「地域移行・地域定着研修」が17日に開催され参加しました。講師として厚生労働省から障害福祉専門官・地域移行支援専門官等の肩書を持つ金川洋輔さんが登壇され、「総論から各論へ繋げるために 今、なぜ地域生活が求められているのか」と題した講義が行われ、大田区内外から集まり会場を埋め尽くした参加者は熱心に聞き入りました。
講義冒頭で「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」("にも包括")が設計された経緯がイラストで解説され分かり易かったです。要するに、介護事業を主な対象としていた従前の地域包括システムに精神科病院退院後の地域移行を組み込んだという内容と理解しました。精神科病院退院困難の理由の3割が居住・支援がないためとのデータはグループホームのニーズの更なる高まりと合致します。
また、大田区の実態を把握するため、「ReMHRAD」というポータルサイトを実際スマホを使って試してみましたが、とても参考になりました。
後半のパネルディスカッションでは、「プシケおおた」(大田区)・「社会福祉法人ひらいルミナル」(江戸川区)それぞれの利用者と支援者が登壇し、現場の声を聞くことができました。勇気をもって公の場で発表されたお二人には敬意を表します。
今日は春分の日。利用者の皆さんの過ごし方も色々。
映画鑑賞に出かける方、二度寝をむさぼる方、祝祭日のルーティン通り昼食後にプチ外出する方、飲食店勤務なので稼ぎ時の方、たまった洗濯物を洗う方、ご実家へ戻られる方、就労支援事業所に通う方、などなど。
外出から帰ってくれば「お帰りなさい」と声をかけます。
レインボーズアパートメント仲池上には、「元」携帯ショップ店員だったという職員がいます。
分かりにくい携帯電話の手続きも、この人に相談すれば一安心。それぞれの利用者さんの状況に合ったプランや使い方を教えてもらえます。
今や携帯電話は必須と言って良いほどのツール。だからこそ、料金や利用方法に気をつけて便利に使いたいですね。

布団を粗大ごみに出すことになった利用者の方がいらっしゃいます。生活保護受給者の場合、申請すると費用が免除されることをご存じない方も少なくないのでは。
以下、手順です。
①福祉事務所へ赴き受給証明書をもらってきます。②清掃局へ連絡し、減免申請書を送付してもらいます。③その2つの書類を清掃局へ提出します。④収集日を予約し⑤当日は処理券の代りにメモ紙を貼り付け、朝8時までに出します。
この一連の手続きで、①⑤は本人が行い、それ以外は職員が代行しました。なんでもかんでもやってあげるのではなく、できることはやっていただく、できないことは支援させていただく。それがレインボーズアパートメントのスタンスです。

レインボーズアパートメントでは訪問看護事業所と契約しています。看護師が訪問し、利用者様の検温、バイタルチェック、服薬相談、メンタルケアなどをしていただくことで、疾病の早期発見や精神的安定が期待されます。昨日は月Ⅰ回の訪問日でした。この日を楽しみにしている利用者様もいて、すっかり定着しています。

大田区仲池上といえば池上本願寺が有名ですが、その昔はきれいな里山だったそうです。
また、とある調査によれば大田区の中で治安のよい場所BEST3にはいるという結果が出ています。
確かにレインボーズアパートメント仲池上の周りに工場や商店もありますが、メインは閑静な住宅地。
幹線道路も近いのに、とても静かな環境です。
こんな場所なら、とても落ち着いた生活ができそうですね。

利用者Hさんは以前から「パソコンがほしい」が口癖でした。キーボードを買ってきたのが約半年前のことだったか。
先日、新しい試みとして始めた移動支援を利用して外出してきました。そしてなんと、パソコン本体を(恐らく中古の激安)買ってきました。
初めての移動支援の感想を尋ねると「アキバに行ったよ」と、いかにも何度も通い慣れた風に答えてくれました。
道は続く。


日々利用者の対応をサポートする世話人として新しい方が入り、研修を行っています。福祉は未経験ですが、仕事を覚えるひたむきな姿勢がみられ、レインボーズアパートメント仲池上にも新しい風が吹いています。
世話人の業務は、食事、掃除、洗濯の他、生活相談、金銭管理、服薬管理など多岐にわたります。ひとりひとりの利用者様の特性を理解し個別の対応をすることが求められますが、それらも少しづつ学んでいっていただきます。
ちなみに仲池上のほかレインボーズアパートメントでは世話人を引き続き募集しています。興味のある方は採用情報からお気軽にお問い合わせ下さい。

利用者Hさんがいく床屋へ同行しました。これまでは行きつけのところを利用していましたが、駅近くの床屋を利用したい、でも初めてなので同行してほしいとご家族から依頼されたので。この通りさっぱりしました。
先日東京都委託事業の障害者グループホーム管理者研修に参加してきました。コロナ禍以降ZOOMなどを用いた動画視聴によるものが多くなりましたが、今回は会場での対面形式で行われました。会場には主に23区にあるグループホームの管理者たちが一堂に集まり、一日を通し学びの場となりました。
さて、研修が始まり、冒頭で「グループホームの暮らしとは」という定義が紹介されました。4つのうちの1つに「集団生活」ではなく「共同生活」⇒あくまでも「個の生活」というものがありました。これはどういう意味でしょう。「集団生活」「共同生活」の違いってなんでしょう?
「集団生活」という言葉からイメージするのは寮生活のようなことでしょうか。人数が多く、ルールも多く、、、グループホームにも当然ルールはありますが、あくまでそこは利用者の主体的な暮らしの場であるということではととらえました。このあたりが興味のある方でもよくわからない点かもしれませんね。ご安心ください。そういう方のためにも体験入所というメニューを用意しています。