今日は障がい者総合サポートセンターで行われた第3回大田区障がい者グループホーム全体連絡会に参加しました。
その中で「社会的入院と、地域移行支援について」という題で、社会福祉法人プシケおおたの岡本洋氏による話題提供がありました。入院からの地域移行支援先としてグループホームの役割が大きいことを語る前提として、なぜ日本では諸外国に比べて精神科病床が非常に多いのだろうか?なぜ日本では平均入院期間が非常に長いのだろうか?という疑問を岡本さんは挙げます。
岡本さんがAIに尋ねてみた答えは以下の通りです。精神科ベッドが多いこと。長期入院用の療養型病床が多いこと。社会的隔離のため入院期間が長くなること。精神病床の9割が民間病院であり、病院経営や雇用維持が優先される結果、退院や病床削減に消極的になること。
日本の精神科医療の問題については、様々なドキュメンタリーやニュースなどでも取り上げられています。
後半のグループワークでは現場の受けとめの声として、グループホームにも受け入れ体制の能力には限度があり、グループホームだけに負担が偏る傾向があることを危惧する意見が出されました。各関係機関と情報・課題を共有しながら連携して支援にあたるフラットな体制が求められます。