「職員が辞めずに生き生きと働く職場のリーダーになる秘訣」という研修に参加してきました。大田区福祉人材・交流センター主催、場所は池上会館で行われました。講師は一般社団法人日本新人育成トレーナー協会代表理事の青木真穂さん。元ワタミ社員という経歴で、福祉系の研修の講師としては、民間の発想を取り入れたユニークな内容でした。
前半ではグループワークを通し、あるべき組織を考えました。リーダーに仕事量が偏ることが多い現状に対し、信頼関係に基づいたチームワークをつくり、対話型で解決策を考えていくことがポイントでした。
後半は1on1、上司と部下による1対1のミーティングの有効性が説明された後、コーチングのワークが行われました。コーチングとは、「答えは本人の中にある」という考えを基本としており、コーチが外から答えを教えないのが特徴です。質問する際に、「なぜ」「どうして」とするより「どうやったら」「何をしたら」とした方が、質問された側はよい印象を受けるというのは、実際試してみて実感しました。
ちょっとした声かけの違いだけで、その人の潜在能力が引き出され、その総体が職場を風通しよいものに変えていく。そのような新しい風を感じることができました。