第3回 複合課題研修

14日、蒲田の大田区民ホールアプリコ地下1階展示室で開催された「令和5年度 複合課題研修 精神障がい・精神疾患のある方の地域生活を支える多機関・多職種連携」に参加してきました。「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の取り組みや事例を対話を通して学び、深めること、そして精神障害・精神疾患のある方が地域の一員として安心して自分らしい暮らしをすることができるよう多機関・多職種によるチーム支援について考える場でした。

講義では望月明広氏(横浜市総合保険医療センター生活訓練係長)により、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」についての必要性を学びました。特に「生きづらさ」という言葉を使い、「精神障害」の捉え方を広く解釈する意図が読み取れます。それは法改正の文面においても、「精神障害者のほかに精神保健に課題を抱える者も対象にできるようにする」と謳われていることからも明白です。このことは、(精神)障害者支援/高齢者介護といった行政による縦割りではもはや対応に限界があることを意味します。

後半のグループワークはそのための多機関・多職種連携なのだろうと理解しました。ケアマネ、地域包括支援センター、訪問看護、地域福祉課、保健師といった方々と対話をした実感として、自分が日頃から狭い枠で発想していることに気づかされ、自分の経験と役割を拡張していく必要性を強く感じる貴重な場となりました。

DSC_0550.jpg