就労継続支援B型にて、ボイストレーニングがスタートしました。
目標は、発音や滑舌を改善し、働く場面でのコミュニケーション力を高めること。
特に一般就労を目指す利用者の方々には、大切な訓練です。
訓練場所は、レストランホールの作業室。
反響する声を使って自分の発声をチェックしながら、
基本的な発声練習に加えて、接客で使うフレーズの練習も実施しました。
9月1日は防災の日。
そして、8月30日から9月5日までの1週間は防災週間です。
先日、防災訓練を実施しました。
今回のテーマは、災害用伝言ダイヤル(171)を使うことです。
171では、30秒以内の伝言を吹き込むことができます。
制限時間内に、どのような情報をどのように残すか、
伝える情報の中身や伝え方がとても大切です。
ここでポイントとなるのが「あいたいよ」です。
「あ」...あなたの名前(フルネーム)
「い」...いまどこにいる(具体的な場所)
「た」...だれと一緒にいる(一緒に避難している人)
「い」...いたいところはないか(ケガや体調について)
「よ」...よこく(次の連絡はいつか、次回の予定)
これら5つの項目を覚えていれば、重要な情報は残せますね。
この訓練では、お題のクジを引いて「あいたいよ」に沿った下書きを作成し、
実際に171にダイヤルして「録音」してみました。
一回でうまくいった人もいれば、何度も挑戦して成功した人もいました。
次に、録音を「再生」する手順も練習しました。
事業所の番号に吹き込んである録音を聞き、必要な情報をメモに取ります。
情報を伝える、聞き取る能力は、様々なところで役立ちますね。
災害用伝言ダイヤルの体験利用は、
ふだんはできませんが、毎月1日と15日だけ使うことができます。
興味のある方は、ぜひ試してみてください。
先日のイベント企画にて、
猫カフェとカラオケに行くことが決まりました。
以前とほとんど同じプランです。
はじめに猫カフェ。
今回はおもちゃを持参して臨みました。
そのあとはカラオケへ。
ここから合流した利用者さんもいて、
とても盛り上がりました。
来週から企業実習が始まる利用者さんは、
「良いリフレッシュができました」と喜んでいました。
企画をしてくれた方々、お疲れ様でした。
レインボースターの生徒さんが作業体験に来ました。
この作業体験を通じて、中高生に実践していただきたいことは、
「わからないことは、職員に聞いて解決する」です。
学校にいる間は、先生や保護者が察してくれることも多くありますが、
卒業後、これからの人生において、自ら発信する能力はとても大切です。
そんなことも含め、作業説明をしたのちメンターにバトンタッチしました。
(この体験では、レインボーワークスの利用者さんがメンターです)
[写真]
今回の作業はレディース服を対象とした値札をつける作業で、
デザインに個体差が大きく、特に初めての方には少し難しい場面もありました。
例えば、ある生徒さんが、複雑なデザインの服を前後どちらが正しいか迷ってしまい、
「どこに値札を付けるんだろう?」と困惑している様子でした。
それでも、その方は「この服はどうすればいいですか?」と質問できました。
メンターが「これは中のタグが左だから、こっちが前」と丁寧に説明すると、
理解できた様子でうなづき、無事に作業を進めることができました。
その後も、服の掛け方に戸惑う場面が見られましたが、
メンターのサポートで皆さん徐々に慣れ、自分のペースで作業をこなしていました。
メンターにとっても、教わる側から教える側になる貴重な体験となり、
伝え方や考え方など他者の理解が深まる機会となりました。