大容量収納の小さな3階建て

26坪の土地に建つ、建築面積14坪、延床面積38坪の家。東京の大田区ならではの小さめの土地に、3階建ての注文住宅が完成しました。一人暮らしをしていたお母様と、他県に家を持っていたその息子様と奥様に加えて3人の成人したお子様とが同居することになった、3世代の家です。

外から見るとコンパクトながらも、中は広い。LDKが1Fにも2Fにもあり、その他居室が4部屋。大容量の収納が各部屋にあり、よく考えられた家だなと感じます。2Fにメインのキッチンがあるけれど、1Fにも小窓付きの赤いミニキッチンがあるところが個性的で、私は好きです。木目調で清涼感のある自然な色合いの内装で、床に寝転びたくなるような安らぎとくつろぎ感。

建築の撮影というのは、基本エアコンなど付けずに歩き回って運動量も多いのですが、それが暑くないのです。真夏のよく晴れた日で、日当たりも良いのですが、風の通りが計算されていて、夏でもそれほどエアコンを付けなくても過ごせる家です。

旦那様がおっしゃるには、1F奥の寝室は、家の中でいちばん日の当たらない部屋ですが、実際、真夏の夜に外から帰ってきて、部屋の中がヒンヤリと感じて驚いたそうです。熱気でモワッとしない。事前にビーテックの担当から、エアコンの使用が少なくて済む家だと聞いていて、会社のキャッチフレーズも、冷暖房代が安くなります、ということだけど、ただの宣伝じゃなかったんだなと思いました、とのことで、その寝室は夏の間に、3回か4回くらいしか冷房をつけてないんですよ、とおっしゃっていました。断熱効果のある家ですので、冬は温かいはずです。

玄関は外からスロープが付いて、光を取り込む明るい玄関、そして1Fのトイレは扉が折り畳まれて大きく開き、1Fフロア全体に段差がなくバリアフリーで、将来性を考えた作りになっています。階段裏のちょっとしたスペースも、壁にせず、くぼみになっていて、こういうちょっとした収納スペースが便利。洗濯機スペースも収納内にあり、すっきりしています。

1F奥の居室は、壁2面、全面収納。大人6人の家ですから、それだけの収納力が必要です。収納の内側には爽やかな葉の小枝の壁紙。収納やトイレの内側に華やぐ絵柄があって、居室の壁紙は無地、斬新な印象です。片付けが楽しくなる家です。2F・3F居室1部屋ごとに、クローゼットがあり、縦一列の細いオープン棚が埋め込まれています。デザイン性に優れ、機能的です。お風呂の脱衣所の収納もたっぷりで、納得の動線です。

2FにメインのLDKとバス洗面所があって、こちらにも2台目洗濯機スペースあり。なるほど。3世代の家ならではの事情です。トイレは3箇所、各フロアにあります。私は特に、最上階のトイレが気に入りました。まるで外に出られそうな扉状の窓が付いているのです。バルコニーへ出るわけではなく、ルーフ上に出る扉なのですが、プライバシーは完全に守られた、こじんまりした空間でありながらも、こんなに開放的なトイレは、見たことがありません。朝はここから小鳥に挨拶が出来るのでしょうか。

もちろん地震対策も十分な家です。安心で、ワクワクの生活ですね。生活スタイルの違う家族が一緒に暮らすことを考え抜いた家でもあります。みんなで暮らすって本当に素敵です。私自身もいつか、こんな風いっぱい光いっぱい家族いっぱいの家を建ててみたいものです。

by 撮影担当