レインボースターは、東京都大田区、蒲田駅前にある、主に中学生・高校生を対象とした放課後等デイサービスです。特別支援学級指導から生み出された、人間力を磨きヤル気を引き出す療育です。大人になって就労できるよう、学習支援から体験学習まで、自立に向けて独自のプログラムでお子様を支援します。見学、無料体験を随時開催しています。
英語はレインボースターが開設当初から続けている人気のカリキュラムです。
レインボースターの英語は、先生の問いかけに子供たちが答える対話の繰り返しです。
例えば"What sport do you like?" 一人一人に質問します。"baseball"と英語で答える子もいれば、「野球!」と日本語で答える子もいます。先生との受け答えを重視していますので日本語でも全然OKです。楽しいと思って参加できることが大切なので英語は強要しません。また英語の授業はとてもにぎやかです。当てられてもいないのにハイハイと手を挙げて積極的に答える子もいます。レインボースターの科目の中では一番声を出す授業かもしれません。
実際に行うのは「単語ビンゴ」、「単語カルタ」、写真やイラストを使った「単語学習」、生活場面での「英会話」、「英語の歌」など様々。単語中心ではありますが、自然に楽しく学べるよう工夫されています。時間で切り替えて行うので気持ちや行動の切り替えも必要です。ヒートアップしがちなカルタでは、他のメンバーへの配慮や自己コントロールも求められます。
日本語だとコミュニケーションが苦手な子どもたちが英語となると活発に参加できるのは何故だろうと思うことがあります。日本語はリアルすぎて緊張するのでしょうね。英語を使えば英語という別世界でゲームを楽しむ感覚になれるのでしょうか。日本語では自分の気持ちが言えない子も「How are you?」の問いに「I'm fine.」「I'm tired.」などと答えられます。英語の方がシンプルで言語化しやすいのかもしれません。英会話では台本に従って「問いと答え」を繰り返します。定型パターンの繰り返しを通して会話のリズムやコミュニケーションのパターンを学んでいるようです。
英語が楽しい、もっと知りたい、もっと話したい、という経験をたくさん重ねて欲しいですね。それはきっと自信になり、コミュニケーション力を伸ばすことにつながります。
革工芸では皮に模様をつけるために刻印棒(こくいんぼう)という金属の道具を使います。長さは10cm程で先端にシンプルな図形が刻まれているものです。棒を片手で押さえて、上から木槌で叩いて、皮に印をつけます。
単純な作業に思えますが、やり直しができないので、細心の注意が必要です。
まず印の向きです。刻印が対称的でない図形の場合は、デザインに合うように棒の向きを合わせる必要があります。
次に刻印の濃淡。刻印棒を皮に垂直に当てて、均等な力で叩かないと、図形の印影に濃淡ができてしまいます。棒の押さえ方や木槌の持ち方、力加減、当てる角度、体の姿勢も影響します。
印と印の間隔も考えて打たなければなりません。例えばコースターでは刻印が外周に沿うように均等の間隔で打って行くのですが、これがなかなか難しいのです。刻印のラインが波打ったり、刻印どうし重なったり・・・失敗はよくあります。
刻印は、左手と左手を同時に使うだけでなく集中力が必要な作業です。協調運動が苦手な子どもたちも革工芸を通して「力加減」や「指先の感覚」が養われます。集中力もついてきます。革工芸には「縫い」や「塗り」の工程もあり、たくさんの療育効果があります。
革工芸の魅力のひとつは手作りの良さでしょうか。他の人と同じ物をつくっても違いが出ます。パスケースや財布など実用的な作品を作って自分で使っている利用者もいます。長く使っていると手の油が染みて色合いも変わってきます。これも革の魅力ですね。土曜日の革工芸を楽しみに通ってくる利用者は多いです。社会人になっても続けている卒業生もいます。
レインボースターで革工芸を経験して生涯の趣味にしてみませんか?
2023年の年末にカラオケで歌い納めを行なったばかりでしたが、レインボースター2024年のイベントも カラオケ大会で幕を開けました。昨年からカラオケの曲入れやジュース運びは子ども達の係となり、歌わないメンバーも役割を得て参加意識が高まったようです。
曲の方は「YOASOBI」や「新しい学校のリーダーズ」など今流行りのグループの曲もあれば、アニメソングや懐かしい曲もあり、「マツケンサンバ」にはやっと分かる曲があったと"ほっと"させられました。好評なので春休みにも企画予定です。ふるってご参加ください。