仲池上

今日は月一回の訪問看護の日。各利用者に受診していただいています。

日中活動先から帰所したFさんの順番が最後になりました。ここで問題が生じます。Fさんは大の相撲好き。ちょうどいい取り組みのタイミングです。Fさんの居室のドア越しに声をかけると、案の定「相撲見てるんだよ!」と拒否の声が返ってきました。

それでも少し待っていると居室から現れたFさん。結局素直に受診してくださりました。終わってから看護師からは「Fさんは優しいんですね」と感想の言葉がありました。このパターンもお約束になりつつあります^^

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東京くらし防災

先日『東京くらし防災 改訂版2023』が届けられました。東京都が発行している防災についてのハンドブックです。過去の版同様読みやすいデザインで最新のトピックも更新され、クオリティーの高い内容です。今回は「多様な人びとに」というチャプターが設けられ、障害者に対する配慮が記されたページが目につきました。

昨日は東日本大震災のメモリアルデイでした。能登半島地震も記憶に新しく、災害への関心が高まります。グループホームでもいざという時に備えて業務継続計画(BCP)を策定中です。

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Fさんの居室のテレビが故障してしまいました。かなり古いものだったので寿命かもしれません。テレビが大好きなFさんにとってはかなりの痛手。リビングのテレビにかじりつき、夕方の『相棒』再放送に見入っています。早くご家族様に新しいテレビを買ってもらえるといいですね。

同性介助

令和6年度障害福祉サービス等報酬改定が発表されました。様々な更新内容があるなかで、本人の意向を踏まえたサービス提供(同性介助)に注目しています。つまり、利用者が望むべく同じ性の職員が介助を行うべしという意味です。

レインボーズアパートメント仲池上ではこれまで可能な限り、女性利用者に対しては女性職員が対応する体制に努めてきました。今後は、より徹底してその体制を確保することが求められます。

人材の確保は、とりわけ福祉業界は容易ではない現実があります。その中で最大限の努力をしようと思います。

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退院おめでとう

長い期間入院していたKさんが昨日退院しレインボーズアパートメント仲池上に戻ってきました。入院中に比べて、ご自分の家に戻ってきた安堵感からか表情も晴れやかです。まずは退院おめでとうございます!

昨日Fさんが通所先からいつもより遅く帰ってきました。しかも手ぶらで。どうしたのか尋ねると、リュックをバスに置き忘れてしまったとのこと。その場でバス会社の問い合わせ窓口へ電話しましたが、既に営業時間を過ぎていました。それから数時間後、バス会社からリュックを預かっていると電話がかかってきました。

ということで、午前中雨の中バスの営業所へ出向き、Fさんのリュック(その中には定期券も)を引取りに行きました。グループホームへ帰ってリュックを渡すと、安心した表情を見せるFさんでした。

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hさんがスマホを落としてしまいました。管理者がドコモショップの来店予約をし、後日移動支援のヘルパーに同行してもらいましたが、結局機種変更となりました。さっそく世話人がデータ移行を済ませ、hさんは無事スマホを楽しむことができるようになりました。

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利用者のHさんに同行し、蒲田にある銀行まで行ってきました。利用料の自動送金変更手続きのため、窓口の手続きを代行させていただきました。

手続きを済ませるとちょうとお昼時。Hさんにお昼ごはんはなにか食べたいものがあるか尋ねると、「できればラーメンが食べたいです」とお約束の返事が返ってきました。こちらもHさんと外出時にラーメンを食べるのがとても楽しみです。

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虐待防止研修

昨日は月1回の職員会議を開き、その時間を利用して虐待防止研修を開催しました。令和5年度東京都障害者虐待防止・権利擁護研修(障害者福祉施設等職員コース)の講義動画のうち、「性的虐待の防止と対策」「身体拘束・行動制限の廃止と支援の質の向上」「通報の意義と通報後の対応」を勤務時間に全職員が視聴後、参加者でディスカッションをしました(欠席者は報告書を提出)。

初めに一人ひとり気づいた点を挙げてもらうと、性的虐待についての関心が高かったため、さらに議論を深めました。

「仲池上では無いがニュースなどで目にすることがあり、本人が言えないところが起きやすい要因か?」

「虐待そのものがあることが信じられない。仲池上では無いと確信している」

「加害者はカウンセリングのスキルが高く利用者を手なずけることに長けている。利用者との依存関係をつくるなど巧妙」

「体験中のSさん(女性・視覚障害者)の事例。外出同行で女性の職員はSさんの腕に手を据えて問題ないが、男性職員の場合、それだと能動性が出てしまうと第三者にはみなされ、能動性が加害性に発展する可能性もあり、Sさんから腕に触れてもらうようにと指示を出した」

「そもそも障害者の性の問題は公に議論しにくい歴史があり、性への関心を認めたがらない親もいるなど社会の無理解もある。障害者が性に関心を持つことは普通のこと。日々の支援で「これは虐待?」と疑問を持ち会議などで問題提起するのは意義がある」

などなど活発なディスカッションとなりました。

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池上梅園の梅

レインボーズアパートメント仲池上から徒歩約10分のところに池上梅園があります。その名の通り梅の木が多く植えられた庭園として地元では有名です。陽気に誘われ足を延ばしてみると、平日にもかかわらず今が盛りの華美な彩りを見ようと大勢の人でにぎわっていました。春がまた一歩近づいた気がします。

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