「職員が辞めずに生き生きと働く職場のリーダーになる秘訣」という研修に参加してきました。大田区福祉人材・交流センター主催、場所は池上会館で行われました。講師は一般社団法人日本新人育成トレーナー協会代表理事の青木真穂さん。元ワタミ社員という経歴で、福祉系の研修の講師としては、民間の発想を取り入れたユニークな内容でした。
前半ではグループワークを通し、あるべき組織を考えました。リーダーに仕事量が偏ることが多い現状に対し、信頼関係に基づいたチームワークをつくり、対話型で解決策を考えていくことがポイントでした。
後半は1on1、上司と部下による1対1のミーティングの有効性が説明された後、コーチングのワークが行われました。コーチングとは、「答えは本人の中にある」という考えを基本としており、コーチが外から答えを教えないのが特徴です。質問する際に、「なぜ」「どうして」とするより「どうやったら」「何をしたら」とした方が、質問された側はよい印象を受けるというのは、実際試してみて実感しました。
ちょっとした声かけの違いだけで、その人の潜在能力が引き出され、その総体が職場を風通しよいものに変えていく。そのような新しい風を感じることができました。

レインボーズアパートメント仲池上から池上駅へ向かって徒歩15分程度のところにダイソーがあります。消耗品、事務用品などを購入するときがあり、とても便利です。

昨日は池上本門寺の御会式(おえしき)に利用者のFさんと遊びに行って来ました。
御会式とは、弘安五年十月十三日に御入滅なされた、日蓮聖人のご命日法要の事で、その地である池上本門寺の式は盛大で有名です。特に今年はコロナ禍以降久しぶりに制限なく行われ、楽しみにしている人たちにとっては待ちに待った開催となりました。
お小遣いを握りしめたFさんがたくさんある屋台から何を買うのか迷ってしまうかと思いきや、ほしいものがなかったのか、人ごみに気圧されたのか、なにも買わずに帰ってきました(-_-;)

今日は防災訓練を行いました。避難場所まで歩行することを予定していましたが、あいにくの雨のため、室内でお話しを中心とした内容に変更しました。
ところで今朝は伊豆諸島を震源とする地震が起こり、津波の注意報が発表され、ニュースでは速報が流れました。そこで「大田区ハザードマップ 震災編」を参考にしながら、地震と津波の被害を確認することに重点をおきました。
グループホームのある場所がいざという時どうなるのか?火災の被害想定、建物倒壊の被害想定、液状化可能性、津波の被害など、それぞれがわかりやすくビジュアル化されているので、利用者の皆さんにも伝わりやすかったようです。

通所先の宿泊行事で一泊の旅行に行ってきたFさん。とても楽しみにしていたので気分を高揚させて帰ってきました。たまにはグループホームの生活とは違った環境におかれ、変化を経験するのは有意義なことだと思います。秋はイベントが多く、利用者様もウキウキしています。
夏季のあいだシャワーのみにしていたお風呂。長かった酷暑も終わり、そろそろお風呂を再開しようかと思っているところに、男性利用者のFさんから「涼しくなったからお風呂に入りたい!」とリクエストがありました。
ということで、今晩から湯船にお湯を沸かす風情が戻ってきました。
1階の男性利用者は皆笑顔をみせてくれました。一方、2階の女性利用者からは「まだ暑いからシャワーでいい」という声が多く、意見がわかれています。

利用者お二人の通院に同行しました。一人はコロナワクチン接種、もう一人は皮膚科へ。たまたま通院先がいっしょとなり、てくてくと歩いていきましたが、各々自分のペースで歩き、こんな微妙な距離感が、、、決して仲が悪いわけではありません(-_-;)いい意味でお互い干渉しないお二人です。

先週の職員会議で、世話人が受講してきた研修について報告してくれました。「リスクマネジメント ~ヒヤリハットと事故・過誤の違い~」という研修でした。
以下はあくまで世話人の受け止め方によりますが、講師の方は、世話人一人一人の意識改革を訴え、どんなに知識や経験があってもその人の個人の感覚が業務に影響すると述べていたとのこと。世話人はその点が印象に残ったらしいです。
これは言葉を変えれば、対人支援の仕事は相互依存的であるということではないかと思います。「個人の感覚」という時、それは支援する相手との相互性がすでにそこにあるため、マニュアル通りにいかないことが多い、ということではないか、と。裏を返せば、それがこの仕事のだいご味といえるかもしれません。
14日、蒲田の大田区民ホールアプリコ地下1階展示室で開催された「令和5年度 複合課題研修 精神障がい・精神疾患のある方の地域生活を支える多機関・多職種連携」に参加してきました。「精神障がいにも対応した地域包括ケアシステム」の取り組みや事例を対話を通して学び、深めること、そして精神障がい・精神疾患のある方が地域の一員として安心して自分らしい暮らしをすることができるよう多機関・多職種によるチーム支援について考える場でした。
講義では望月明広氏(横浜市総合保険医療センター生活訓練係長)により、「精神障がいにも対応した地域包括ケアシステム」についての必要性を学びました。特に「生きづらさ」という言葉を使い、「精神障がい」の捉え方を広く解釈する意図が読み取れます。それは法改正の文面においても、「精神障害者のほかに精神保健に課題を抱える者も対象にできるようにする」と謳われていることからも明白です。このことは、(精神)障害者支援/高齢者介護といった行政による縦割りではもはや対応に限界があることを意味します。
後半のグループワークはそのための多機関・多職種連携なのだろうと理解しました。ケアマネ、地域包括支援センター、訪問看護、地域福祉課、保健師といった方々と対話をした実感として、自分が日頃から狭い枠で発想していることに気づかされ、自分の経験と役割を拡張していく必要性を強く感じる貴重な場となりました。

腕の傷がさらに気になって、いじらないでと言われてもどうしてもいじってしまうHさん。これではいつまだたっても直りません。入浴後、世話人の次なる手段として、傷口に薬を塗り、絆創膏を貼り、テーピングテープで養生することにしました。早く治りますように。
